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作物の原価情報を共有することで原価金額の削減ができる

経営は一人ではできません。複数の人が協力し合って業務の遂行や問題点及び課題点を解決していきます。ごく一部の人が作物の原価情報を理解しても従業員にはわかりません。情報を共有することで協力し合うことが可能となり力を発揮します。

作物の原価情報を従業員で共有するメリット

  1. 作物の原価情報を共有することで、原価金額の削減が可能になる。

1.なぜ、従業員と原価情報を共有することで削減できるのか

農業経営でも一般企業においても、問題点や課題点を共有し作業者や従業員へ声をかけるだけで効果があります。
経営者は、何かの問題点や改善すべき点を理解していても、実際に作業を行ったり業務を遂行する人が理解していなければ、対策としての行動は起こりません。
作業者や従業員は、知らないことや支持されていないことは、行動することは無く何もできないのです。
原価情報を共有することで、多めに使っていた資材を節約したり、無駄と感じていることを改善したり、作業者や従業員が自然に行動してくれます。
農業経営者が原価情報を把握していなければ、結果的に下がることはあっても、改善や削減されることはありません。

2.更に、作物の原価金額を削減するには

作物の原価金額を更に削減するには、経営者ができる範囲で正確かつ継続的に原価管理を行う必要があります。
作業者と従業員の間で、原価削減の方向性や情報の共有化が行われ、経営者から削減の目標と具体的な指示・施策を伝える事で更に効果が期待できます。
例として、〇〇圃場のキュウリの作業時間が前年よりも多くかかっている、また、肥料の使用が多いようだが?
このようなことが、作業者や従業員へ質問と確認することができれば、原因をさらに深掘りすることが可能となり、適切な対策を打つことができます。
作物の原価管理から得られる数値で現状を把握し、実際の作業現場においてどのような作業で何が行われているのかを農業経営者が確認を行い、どのような対策が効果的なのか判断し、作業者や従業員へ指示・伝えることが重要なことです。
そのためには、年度ごとに圃場及び作物単位で情報を整理することから始め、計画値や前年実績などから比較できるような仕組みを創って、はじめて実現可能となります。